小屋の主人は真砂岳の稜線へ救助に向かうと、
吹きっさらしの分岐地点付近の斜面で倒れている8人を発見する。

現場の周辺にはコンロや食料が散乱していた。
皆白く凍りつき、あるものは目を見開いたまま、
またある者は座った体勢で天に指を指したままの状態で息絶えていた。