4がヤバすぎる過去について語るようです。
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>>17
わかった
すぐ終わるわ
書き溜めがあるし じゃあすぐ終わらすよ
まず俺は九州出身で一人っ子だった。
赤ん坊の頃は、とても大人しかったようだ。
親父が言うには、オモチャを与えてもガン無視するような子で、「この子の将来はろくでもないだろうな」と親父は言っていた。
半分当たってると思う
田舎出身ということもあり、周りに年上や年下の子供はいたが、同い年の子供はなぜかおらず、俺は子供の頃友達がいなかった。
それが辛いとは思わなかった。
なぜならそれが当たり前だったか。
一人で秘密基地を作って、その中で好きな青い鳥文庫の本を読んだり、実は結構楽しかった。
原っぱを駆け巡り、虫を捕まえ、カゴの中でバトルさせていた >>20
アメリカ人と同棲したり殴り合ったとこまでは読んだ で小学校に上がると、同い年の子供もいたのだが、友達は作らなかった。
この頃は本当に友達を作るって言葉の意味を知らなかった。
一回、俺が一人で下校中に、同じクラスのやつが気を遣って一緒に帰ろうか?と言ってきたが、意味がわからなかったので無視していた。
今となっては彼なりの優しさなんだとは思う。
そんな俺にも5年生の時に二人の友達ができた。
向こうから話しかけてきた。
そいつらとは小中高同じ学校に通い、今でも仲がいい。
ちなみにその二人は医学部に行った。
ここら辺で俺は人と関わることの素晴らしさと大切さを知った。 で転換期が訪れたのは中学
近くにあったので通ったのだが、ここが県内で一位二位を争う荒れた中学だった
まず喫煙率がすごかった。
生徒専用の喫煙室があった。
あまりにタバコを吸う生徒が多いので、先生が一つの空き教室を喫煙室にし、そこでタバコを吸うように命令した。
カーテンを閉めて周りから見えないようにしろということ以外は放任されていた あと都会の人間には分からないかもしれないが、田舎では勉強するといじめられる。
勉強するのはカッコ悪いという価値観がある。
もちろんオタクなんて論外だ。
漫画のトラブルを読んでたやつがいじめられて、不登校になったこともあった。
半年前までランドルを背負ってた奴らは急に凶暴化し、タバコを吸い始め、初体験をすませた。
それまでのどかに生きてきた俺は、この中学校で生き延びる術を身につけなければならなかった。 とりあえずサッカー部に入ることにした。
不良校あるあるだが、だいたい部活は強い。
俺のとこもそうだった。
俺は中学になって始めたので、下手くそで当然スタメンはとれなかった。
だが持久力は人よりもあることに気づき、たまにサイドバックでスタメン起用されることもあった。
サッカーの試合では、うちの奴らが他校の選手をボールを蹴るフリして、タマキンを蹴ったり、審判の見てないとこで殴ったりやりたい放題だった。
技術云々よりも、怖さで圧倒していたと思う。 とりあえずだが、サッカー部にいるということでいじめられることはなかった。
明らかに浮いてはいたが、殴られることもなく上手く過ごすことができた。
一方でバイク事故で先輩が死んだり、校舎でセックスをするバカが現れるなど、学校は相変わらず荒れていた。
同級生が階段から転落死した事件もあった。 高校受験ではとりあえずここから出ようとは思っていた。
このまま行けば、高校でもろくでもない学生生活を送ることになる。
幸い友達は僅かにしかいなかったので、隠れて勉強していた。
不良にバレないように 勉強すると馬鹿にされるのはなんなんだろうな
沖縄とか特に酷い でなんとか県内で三番目に優秀と言われる高校に滑り込むことができた。
正直、ここでの思い出はあまりない。
普通に部活して、友達と遊んだり、恋をしたり平穏な毎日だったと思う。
中学がヤバすぎたのもある。
高校にも変な奴はいたが。
しかし、なんとなくあのヤバさを懐かしむ気持ちもあった。
で勉強は相変わらず続けていたので、俺は都内の某私立大学に受かり、上京することになる。
上京したはいいが俺はカッペだ。
地下鉄の乗り方もろくにわからない。
地下鉄の切符を買う機会の使い方が分からず、適当にボタン押しまくったり、金入れたりしたら、ぶっ壊れたのはいい思い出 >>30
やっぱり田舎はあるよな
都会の人は驚く価値観のようだ 大学1年目
ここで俺は二つの大きな体験をする。
一つはサークルでの出来事。
大学に入ってまず思ったのがまともな人が多いということ。
家庭環境がしっかりしているから、変な奴が少ない。
とりあえず人の良さそうなサークルに入ったのだが、一人だけ変な先輩がいた。
空気が読めない、他人の感情が分からない。
多分アスペルガーかなんかだろう。
世間と上手く折り合いがついてないタイプの人だった。 そのサークルには代々、一人の先輩が一人の後輩の面倒を見るという慣習があった。
その先輩が俺の面倒を見てくれたが、正直嫌だった。
その先輩は二年生で、俺の面倒を見ているつもりだったのだろうが、正直鬱陶しいし、一緒にいたくない人ではあった。
それは他のサークルメンバーも思っていたことのようで、あまり言いたくないがこの人は嫌われていた。
仮にこの人をSと呼ぶ。 で最終的に俺はSと大喧嘩した。
ことの発端はよく覚えていないが、まぁムカつくので「お前なんか嫌いなんだよ、このクソカスが!」みたいなことを言って、俺はサークルを飛び出した。
正直、爽快な気分だった。
で俺は夏休みを迎え、大学で仲良くなった奴らと遊んでいた。
それなりに充実はしていた。
そんな時、サークルの同級生からある話を聞いた。
「Sさん、死んだよ」 「は?」としか言えなかった。
理由が分からなかったか。
詳しい話を聞くと、Sはある日急にサークルからいなくなり、一週間も連絡がとれなかったとのこと。
で他のサークルメンバーがSのアパートに行き、大家に鍵を開けてもらうと、首吊り自殺してたらしい。
俺はこの時、悲しいというよりは驚きだった。
これは経験した人には分かると思う。
人は死のうと思ったら死ねるのは頭では分かっていたが、現実に起きて見ないとそれは多分理解できないと思う。
その話を聞いた夜のことはよく覚えていて、帰り道、今まで見慣れていた街の雰囲気が全く違うものに見えた。 でなんでSさんは死んだのか
その理由はよく分かっていない。
遺書もなかったようだ。
だが彼は間違いなく世間と上手く折り合いをつけていなかったというのは傍目で見て分かっていた。
サークルでの立ち位置も微妙だったから。
具体的な理由というよりは、抽象的な理由により死を選んだのだと思う。
この時から俺は少し、人間不信になりつつあった。 夏休みはそんな感じで終え、秋を迎える。
この時、俺はもう一つの大きな出来事に出会った。
簡単にいうと好きな人ができただけなんだが。
俺はこの人以上に好きな人は今後出会えないと思う。
そんな気持ち悪いことを思うぐらい、その人が好きだった。
その人は箱入り娘みたいなオーラを纏っていて、俺とは正反対の人間に見えたが、そのギャップこそが俺の恋の原動力だった。 俺は最初はその人に気持ち悪がれながらも、アタックし続けた。
それ以外方法がなかったし。
最初は無視されていたが、少しずつ向こうも俺と話してくれるようにはなった。
講義の前とか後とかに。
で俺はなんとかその人とデートに誘うことに成功した。
デートの経験なんかなかったが、俺は考えれる限りのことはつくし、彼女を楽しませようとした。
そして三度目のデートの日に俺は告白することを決心した。 だが上手くはいかなかった。
彼女は地元の関西に残した彼氏がいるのだと俺に打ち明けてきたからだ。
俺はそれはあんまりだよと思いながら、何も言えずに黙るしかなかった。
この時、デートでレストランに行っていたのだが、俺は何を思ったのか、彼女がトイレに行く最中に会計を済ませ、彼女を置き去りにして逃げた。
そのまま風俗街へと向かった。 実にくだらないと思うのだが、俺はこの失恋のショックにより学校をサボり、必修科目を落とし、留年した。
失恋が原因で留年したことは実はいまだに周りのやつには言っていない。
でその失恋からも立ち直り、現在は来年卒業を迎えた大学生です。
就職も決まりました。
よかった、よかった。
こんなもんですね。
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