中国・広東省深セン市で日本人の男子児童が殺害された事件をめぐり、全世界のSNS上では「日本こそが反中憎悪(ヘイト)教育を行っている」との主張が相次いでいる。

SNSで300万超のフォロワーを持つアカウントは「何が子どもの頃からの憎悪教育か。日本の右翼に警戒」とつづり、数枚の写真を掲載。写真には靖国神社とみられる場所で旧日本軍の軍服を着た日本人の男児らの様子や、大勢の幼稚園児が日の丸と旭日旗を持って並んでいる様子などが写っている。

フォロワー約47万のアカウントは同じく靖国神社で旧日本軍の軍服を着た大人たちが行進する動画のキャプチャ画像を数枚掲載し、「今の日本社会全体が、日本軍国主義の繁殖土壌である。彼らが忘れていないのに、われわれがどうして忘れることができようか」とつづった。画像には「日本の軍国主義教育、憎悪教育は本当に老若男女、普遍的に行われている」との字幕まで付けられている。

250万近くのフォロワーを持つ別のアカウントは、「上川外相が反日的なSNS投稿の取り締まりを中国側に求めた」というニュース記事の画像を添付した上で、「日本が中国側に圧力をかけているが、世論調査によると中国を嫌っている日本人の割合は93%に達している。いったいどちらが“憎悪教育”を行っているのか?」と主張した。

また、親中派として知られる台湾の司会者で政治評論家の黄智賢(ホアン・ジーシエン)氏は微博に動画を投稿し、「犯人が愛国や日本への恨みで凶行に及んだという証拠はあるのか?」「日本側は今回の事件を無理矢理に日中関係に結び付けている」などと主張。「中国人が日本に申し訳ないと思うことは何もない。中国人が日本を見て不快になるのは理解できる。日本は多くの中国人を殺し、侵略し、占領し、略奪し、今に至るまでそれを認めず、謝罪せず、悔いてもいない!」「ではなぜ日本人はこんなにも反中なのか。それは何らかの意図があるからだ」などと

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