誰がために鐘は鳴る←これ
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イギリスの詩人、ジョン・ダンの言葉ですね。
小説のタイトルも、ここからとられました。
ここでいう「鐘の音」とは、
誰かが亡くなったときに鳴らす合図のこと。
「誰のために鳴らしているのだろう?(=誰が死んだのだろう)」
という意味が、『誰が為に鐘は鳴る』です。
もう少し、続けます。
私たち人間は、1人で海にぽっかりと浮かぶ孤島ではなく、
全員がつながった大陸なのだとジョン・ダンはいいます。
友達が亡くなれば、あなたの大切な一部が
なくなるのと同様に、
見ず知らずの人の死であっても、
あなたは何かを失っている、
だから……と、詩は続きます。
『ゆえに問うなかれ誰がために鐘は鳴るやと。
其は汝がために鳴るなれば』
だから、誰の為に鐘は鳴っているのだろうなんて、
聞くのはおやめなさい。
その鐘はあなたの為になっているのですから。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています