アメリカはフロリダ州にて、五歳の幼稚園児が暴行の容疑で逮捕され、手錠をかけられて連行されたとのこと。警察の発表によれば、少女はクラスの中で本や箱を投げつけ、アメ玉が入ったお皿を破壊、更に教師の向こう脛を蹴り
教務員のみぞおちに一撃加えた上で壁に引きずるなどして暴れたとしている。また教師の話によれば、事件当時は算数のクラスで、子供たちにアメ玉を配りそれを数える授業を行っていたという。しかし逮捕された少女はまじめにアメ玉を計算しようとせず、悪態をついたため、教師がアメ玉を取り上げたところ、突然少女が暴れだしたと話している。

そしてその後、通報を受け、駆けつけた警察により少女(体重凡そ19kg)は手足に手錠を掛けられた上で、警察のパトカーに連行されたのである。「刑務所には行きたくない」逮捕直後、少女はそう語っている。

しかしその後、警察署に母親が呼ばれ、少女は無罪として釈放。学校関係者は残念な結果であると話しているが、一方警察側は今回の判断は正しかったと話している。

「5歳の少女が逮捕されるようなことは、もう二度とあってはなりません。本来ならこうした生徒への対処に慣れた学校の警備員を呼ぶべきであり、警察を呼んだのが間違いだったんです。」同地域の教育監督者マイケル・ベゼット氏はそう語っている。

また同地域の教育管理規則によれば、こうした生徒の暴力に対しては、その被害が例え小さなものであった場合でも、10日間の拘留の上、釈放することを基本とする旨が定められている。しかし地域代表者のロン・ストーン氏によれば、これらの方針は幼稚園児にまで適用されるべきではないと話している。

「少女も今回の件でだいぶ反省したのではないでしょうか。」ストーン氏は語った。

また少女の母親、インダ・アキンスさんは現在、今回の一連の学校側の対応を受け、現在弁護士に相談しているという。

「あの子はもう学校には戻らないと思うんです。娘は本当に怒っています。」


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