>>31
まず日本人にウチ、ソトという概念がある
それは単に場所の内外というだけではなく空間秩序を分断してとらえるわけよ
外国と日本国内、東京と地元、家の中と外みたいに

たとえば自宅から目の前のゴミ捨て場にゴミを出すときはパジャマとサンダルでも出られるけど
市街地に買い物に行くときはそれはできず「余所行きの服」に着替えないと落ち着かないのよ
これがハレとケというやつだ
余所行きの服を昔の人が「晴れ着」というのはハレからきているし、異なる空間の別の空間の論理を持ち込むと秩序がかき乱されてしまう。これがケが枯れる=汚れるというわけ
だから日本人は靴のまま畳の上を歩くのも裸足で外を歩くのも嫌がるし見るのも苦手な人が多い。「ケガれる」気持ちになるから

ところが海外にはそういう感覚はないわけよ
モノはただのモノ、空間は空間でしかないの。だからこういう風に勝手に「聖域」を形成して神格化してその否定にブチギレる感覚は
欧米人も、中国人も理解できないと思う