足音は次第に近づいてきて俺の個室の前でぴたりと止まった

しょんべんしてるのかなと思ったすぐドアをガンガン叩きだしたんだ

個室は他に三つほどある

俺が遅くて叩いてるわけではないだろう

俺は震えながらズボンをあげた

その時目線を感じたんだ

ふと上を見上げるとそいつがいた

醜く歪んだ笑みを浮かべていた

俺は震えながらスマホをポケットに入れた

そしてドアをでてその場を後にしたんだった