週刊金曜日
埼玉県庁で会見する「埼玉から差別をなくす会」のメンバーら。(撮影/石橋学)

 埼玉県南部の川口市や蕨市に多く暮らすクルド人を排斥するヘイトスピーチが激化している。インターネット上の書き込みだけでなく、町中で「日本から出て行け」と叫ぶデモまでが頻繁に行なわれるようになった。危機感を募らせる市民は「埼玉から差別をなくす会」を結成。県や市にヘイトスピーチを規制する差別禁止条例を求める運動に立ち上がった。マイノリティと共に生きる「私たちのまち」を守るために、だ。


石橋学・『神奈川新聞』記者