東京都在住者が自由に使えるお金は全国的にも少ない傾向に
東京都には大手日系企業の本社や外資系企業の支社、各種省庁などがある他、芸能人も多く住んでいるため、高収入の人が多く暮らしているイメージがあります。

こうしたイメージは「タワーマンション」や芸能人などが住む「高級住宅街」からもつくられてきたのでしょう。

しかし、国土交通省「地方の「豊かさ」に関する参考資料」を参照すると、東京都は全国的に見ても中間層はそれほどゆたかではないという現実に気付きます。

東京都の「可処分所得」は全世帯平均において全国3位という結果であるものの、中央世帯の平均は12位となっています。

さらに、中央世帯の「基礎支出(食・住関連の支出)」はもっとも高く、「可処分所得」と「基礎支出」との差額は42位という結果でした。つまり、給与などから生活費を差し引き、手元に残る金額が全都道府県のうち42番目に多いということです。

東京都には高い報酬を従業員に支払っている大手・有名企業もありますが、中小企業の割合の方が高いです。

また、都内の各種サービスを支えている非正規雇用で働く人も多くいます。そうしたことからも、中央世帯が他のエリアと比べてゆたかというわけではありません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec83d5189aba223d63453f678a612de1460caba5?page=2