3年前、職務上知り得た個人情報を暴力団幹部に漏えいしたとして、川崎警察署に勤務する警部補の男が、逮捕されました。
地方公務員法違反の疑いで25日逮捕されたのは、川崎警察署の刑事第二課に所属する警部補・高橋一大容疑者、49歳です。
県警によりますと、高橋容疑者は2021年5月、指定暴力団稲川会系の幹部永沼光夫容疑者から車両のナンバー照会を依頼され、所有者の個人情報を漏えいした疑いがもたれています。
永沼容疑者も、高橋容疑者に情報提供するようそそのかしたとして25日逮捕されています。
高橋容疑者は、当時、県警本部の暴力団対策課に所属していて、永沼容疑者とは「過去の捜査の過程で知り合った」などと話しているということです。
県警は高橋容疑者の認否について明らかにしていません。
県警の加藤秋人監察官室長は、「今後の捜査・調査結果を踏まえて、厳正に対処してまいります」とコメントしています。

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