ボクシング堤駿斗は結局、計量オーバー…2度目の計量で50グラムしか落とせず 1回目1・6キロ超過で対戦相手の元世界王者モレノから苦言
4/16(火) 16:41配信
うなだれて体重計に乗る堤駿斗

 ボクシング・フェザー級(57・15キロまで)ノンタイトル10回戦(17日、東京・後楽園ホール)の前日計量が16日に東京都内で行われ、WBCフェザー級8位の堤駿斗(24)=志成=は2回の計量でもクリアできなかった。対戦相手のWBAフェザー級9位アンセルモ・モレノ(38)=パナマ=は56・8キロでクリアした。

◆うつろな目で検診を受ける堤駿斗【写真】

 1回目の計量で58・75キロと1・6キロ体重超過だった堤は2時間の猶予が与えられた2度目の計量は58・70キロ。50グラムしか落とせなかった。両陣営が協議した結果、堤が当日計量で61・12キロ以内であれば対戦が行われることになった。

 堤はアマ13冠でプロ転向後4戦全勝(1KO)の前東洋太平洋同級王者。次代のエースとして期待を集める選手だ。対するモレノはWBAバンタム級王座を12度も防衛した名王者で、注目の一戦だった。

 「失望している。世界タイトルを目指しているなら体重を作ってくるのはプロとして当然のこと。相手が計量を失敗したのはボクシングキャリア(43勝15KO6敗1分け)を通じて初めてだ。互いに世界ランクに入っていて、勝つことで世界タイトルマッチが見える重要な試合と位置付けていた」と、モレノは1回目の計量の後、静かに話した。
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