2024年03月15日 21時21分

令和4年、名古屋市の交差点で、車を運転中にスマートフォンのゲームに気を取られ、
自転車に乗った男性をはねて死亡させた罪に問われた46歳の被告に、
名古屋地方裁判所は「誰でも起こしうるような事故とは一線を画す悪質さだ」など
として禁錮2年4か月の実刑判決を言い渡しました。

名古屋市の元高校教師、伊藤啓介被告(46)は、
令和4年5月、名古屋市内の交差点で、自転車で帰宅途中だった高貝真也さん(55)を、
乗用車ではね死亡させ、その際、スマートフォンのゲーム
『ドラゴンクエストウォーク』に気を取られていたとして、
過失運転致死の罪に問われました。

15日の判決で、名古屋地方裁判所の久禮博一裁判長は
「ゲームをしながら運転するという危険な運転を行っている点で
誰でも起こしうるような事故とは一線を画す悪質さが認められる」
として禁錮2年4か月の実刑を言い渡しました。