少子化に歯止めのかからぬ現実が改めて突きつけられている。令和5年の出生数が2年連続で80万人を割り過去最少を更新した。

厚生労働省が発表した人口動態統計の速報値(外国人を含む)によると、5年の出生数は75万8631人だった。死亡数から出生数を引いた自然減は83万1872人で、減少幅は過去最大である。

少子高齢化とそれに伴う人口減少は国の活力低下につながりかねない。社会保障制度の持続可能性にも影響する深刻な事態だと受け止める必要がある。

https://www.sankei.com/article/20240303-ZHZUEU7MFNIPLK5QHXOIWCCZTE/