韓国の鬱陵島からは、晴れた日に肉眼で独島が見えるが、日本の隠岐の島からは見えない。鬱陵郡の石圃や道洞の独島展望台など、いくつかの場所から晴れた日には独島を観測することができる。鬱陵島から独島が見えるというのは重要な事実である。鬱陵島から独島が見えるため、鬱陵島の住民たちは昔から 鬱陵島と独島を往来しながら漁業活動を行っていた。これは、独島が鬱陵島住民の生活圏域に含まれていたことを意味している。17世紀に朝鮮と日本が鬱陵島と独島の領有権を巡って論争した際、日本は 二つの島と両国の間の距離をそれぞれ調査したことがある。その結果、独島が朝鮮の鬱陵島からは約200里、日本の隠岐の島からは約400里であるという事実が明らかとなり、朝鮮の領土として認めたという事実がある。