従兄弟が体験した話
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大学のサークル仲間と休日居酒屋でお酒を飲んでいたんだよ
女の話なんかで盛り上がってたんだけど、話の流れで怪談話を一人ずつ話すことになった だけど俺のいとこ、怪談話に疎くて持ちネタが一つもなかった。
なので自分の番の時に即興で思いついた怪談話をする事になった その内容というのが、地元の〇〇番地の公園で首吊り自殺した女がいて、その幽霊が深夜徘徊しているというものだった。
その場にいたサークル仲間はその公園を知っていたので大層怖がっていた 当然、思いついた嘘の階段なのでいとこ自身は少しの罪悪感と安心感を感じていたらしい
その飲み会が終わったあと、いとこ一人で家まで徒歩で歩いて帰っていったんだと 帰宅途中、薄暗い前方からトボトボとこちらに向かって歩いてくる女の姿が見えたらしい。
当時、真冬でかなりの寒さなのにその人は薄着だったもんだからすごい違和感を感じたんだって。
通り過ぎようとしたタイミングで「あのー、〇〇ビルに行きたいですけど、ご存知ですか?もしご存じでしたら道案内していただきたいです」と女性が声をかけてきたんだってよ 少しの不信感を抱きつつ、近くの場所だからまぁええかという気持ちで承諾したんだよ 道案内の途中、その〇〇ビルというのがさっきの怪談で話した公園に隣接するビルだという事に気づいた。 偶然か?なんて考えていると、その目的地のビルに到着した
女性は「道案内していただきありがとうございます」と述べた後、「あのー、さっきの怪談の話って私のことですか?」と言ってきたらしい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています