取引先Ａ「例の件考えてくれましたか？」俺「今は立て込んでおりますので」

**以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします** · 2024/02/22(木) 00:29:04.193

取引先Ａ「激動の時代こそ、地力のあるリーダーが不可欠です」
取引先Ａ「我々はトップを目指しています。お力を貸してはいただけませんか？」
取引先Ａ「Ｂ社のようなロートルでは実力にレバレッジが利かない…失礼ですが、あなたのような優秀な人材には損な環境でしょう」

俺「勿論わかってますよ。腰掛けです」
俺「…といっても、昔からの延長の付き合いがあるだけで、今は仕事での直接の繋がりはほとんどありません」

取引先Ａ「フッ…釈迦に説法でしたね。色よいお返事を期待しておりますよ」
俺「……」

　やれやれ、人気者は辛いぜ…ｗ

**以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします** · 2024/02/22(木) 00:32:39.533

取引先Ｂ「俺君、まだはっきりした答えをいただいていなかったね」
俺「私のことは保留で…不都合でしたら候補からお外しください」

取引先Ｂ「報酬は余所より出す。メンバーも業界トップのオールスター、何が不満なんだ？」
俺「私のキャパシティの問題です」
取引先Ｂ「違約金くらい払ってやるから、木っ端の仕事なぞ切ってしまえ！」
俺「金で裏切る人間にプロジェクトの核を任せられますか？」

取引先Ｂ「やれやれ、食えん男だねえ。…わかっているとは思うがね…Ｃ社はやめておきなよ」
取引先Ｂ「時代が変わる時にあの手の詐欺師が無数に現れる」
取引先Ｂ「担がれても、投資家から金を無心するためのトロフィーになるだけだぞ」

俺「Ｂさんには及びませんが…私なりに業界の全体図はそれなりに見えているつもりです」
取引先Ｂ「ハハハハ！余計なお世話だったかな。ま、ウチにくればまず後悔させないがね？」
俺「……」

　やれやれ、人気者は辛いぜ…ｗ

**以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします** · 2024/02/22(木) 00:34:32.704

取引先Ｃ「イエスと言っていただければ、それだけで我々のプロジェクトは大きく前進するのですが」
俺「余所に不義理をかますわけにはいきません。少し時間をください」

取引先Ｃ「我々は新市場の心臓を握っている。大企業との共同開発も決まっています」
取引先Ｃ「一日だって惜しいんです。今すぐ本格的に我々と手を組んでいただきたい！」

取引先Ｃ「…ま、急かして嫌われても仕方ありません。また何かあればすぐに知らせますよ」ﾊｧ
俺「すみません」

取引先Ｃ「…そういえば、最近Ａ社と仲がいいそうですね」
取引先Ｃ「何を吹き込まれたか知りませんが…あんなパッとしない弱小と手を組んじゃいけませんよ」
取引先Ｃ「資金難で出資元に散々権利も抜かれてる。何一つ益がないところだ」

俺「Ａ社さんとは個人的な友人付き合いです。お仕事もほんのバイト程度でして…」

取引先Ｃ「…じゃ、そういうことにしておきましょう」
取引先Ｃ「必ずウチにきてくださいね。我々なら…あなたさえ来ていただければ、世界を変えられるんです」

俺「買い被りですよ」ﾆｺｯ

　やれやれ、人気者は辛いぜ…ｗ