自閉スペクトラム症は、社会的交渉やコミュニケーションなどに特異な点が見られる発達障害の一種です。多くの研究が、身体的な特徴として、人指し指と比較して薬指が長い傾向があることを報告しています。薬指の長さは胎児期に浴びたテストステロン(男性ホルモンの一種)に影響を受けます。これは、自閉スペクトラム症が「極端な男性脳」であるとする仮説と整合性があり、注目されてきました。