酒に酔った同僚女性に対する不同意性交等の罪などに問われている元県警本部、組織犯罪対策課次長の梅川稔被告(56)。

起訴状などによりますと、梅川被告は去年10月、県警内部の飲み会後に新潟市内を走っていたタクシーの車内で酒に酔って抵抗できない20代の同僚女性に対し、同意を得ずにわいせつな行為に及んだ上、女性の自宅に行き、淫らな行為を行い、その様子の一部を撮影した罪に問われています。

2月6日の裁判では被害者代理人が被害者の言葉を代読しました。

【被害者の言葉】
「近い将来、結婚を予定していた彼氏と両親との顔合わせはこの事件を受けて白紙になりました。犯人を絶対に許すことはできないし、できることなら一生刑務所に入っていてほしい」

検察は論告で「立場を利用し、被害者の性的尊厳を傷つけた犯行態様は悪質。被告人が事実を認めて法廷で反省しているものの、犯行に至る経緯や動機に酌量の余地が全くない」などとして懲役7年を求刑。

一方、弁護側は事実関係については争わないとし「被告人は自分の犯行が被害者に肉体的にも精神的にも苦痛を与えたことを後悔しており、その犯情の悪質さから実刑も覚悟している」として、汲むべき事情を適切に評価して適切な量刑となるよう求めました。

判決は3月14日に言い渡されます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7dff5d607fc02d3c587a714768fdd4af1df4a98c

レイプ犯は極刑に処せよ