今、「マルハラ」という新たなハラスメントが注目されている。

【映像】「w」「笑」20代に聞いた、正解はどっち?

 「承知しました。」という一見、何の変哲もない表現が若者たちにとっては淡々としすぎていて、怒っているように感じられるという。これは「マルハラ」と呼ばれ、若者たちにとっては「。」が怖く、新しいハラスメントになっている。また、「連絡ください。」「すぐ来てください。」「はい。」など、最後に「。」がついた文面も怖いと感じているようだ。

 実際に若者世代に話を聞くと「しっかりしすぎていて、すごい丁寧に書いてくるって、心の距離があるように感じて冷たく感じる」「バイト先の人なんですけど『給料○○円振り込みました。』って言う。なんか俺…ここで働いて納得してくれているのかなみたいな…」といった声が。それに対し大人世代からは「仕事では『。』だよね。何も変な意味じゃないけど『はい。』とか『ありがとうございます。』とかそれが普通」といった意見があった。

 心理学が専門の明星大学大学院・藤井靖教授は「LINEとかコミュニケーションアプリの特徴って連続的にトークがずっと残っているというコミュニケーションの特性がある」と話す。

「連続性を有するコミュニケーションを前提とした媒体に育ってきていると、句点が入ることはバスッとその連続性みたいなものが断たれて、関係が切られたような感じがしたり、これは何か厳しいことをしっかり言われているみたいな、そういう感覚にとらわれるんだと思う」(明星大学大学院・藤井靖教授)

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