大津市の琵琶湖大橋付近で3日、湖底から2人の遺体が相次いで見つかった。大津北署によると、いずれも目立った外傷はなく、1人は腐敗が進み、時間がたっているとみられる。同署が身元の確認などを進めている。

琵琶湖(2021年6月、読売ヘリから)
 同日午前4時50分頃、大津市今堅田沖約300メートルの琵琶湖大橋近くの琵琶湖の湖底(水深約5メートル)に男性の遺体が沈んでいるのを、行方不明者の捜索をしていた大津市消防局の潜水士が発見。約20分後、近くの湖底で別の男性遺体1体も見つけた。



 女性が琵琶湖に飛び込んだという情報を受け、同日午前3時頃から警察や消防が水中を捜索していた。

 同署によると、最初に見つかった男性の遺体は30〜40歳代で身長約1メートル70、灰色セーターや水色ジーンズ、白色スニーカーを身につけていた。2人目の男性遺体は30〜60歳代で身長約1メートル75、黒色ジャンパー、黒系の長ズボン姿で眼鏡をつけており、腐敗が進んでいるという。

 女性はみつかっておらず、警察と消防で捜索を続けている。