ゲーム周辺機器メーカーのRetro-Bitは、アメリカ・ポートランドで10月13〜15日に開催されたイベント「Portland Retro Gaming Expo」に出展。ドリームキャスト・コントローラをもとにした製品のプロトタイプを公開した。その模様を海外メディアSHIRO Media Groupが伝えている。

今回出展されたのは、ドリームキャスト・コントローラをベースにした有線タイプと無線タイプのコントローラーだ。オリジナル版をそのまま復刻したものではなく、独自の仕様が加えられた製品が展示。まだプロトタイプの途中段階で、人間工学的な部分などが最終的なデザインではないそうだが、具体的な仕様がいくつか判明している。

基本的な形状はオリジナル版を再現しつつ、ABXYボタンの横にCボタンとZボタンが追加された6ボタンスタイルとされている。C/Zボタンには、L/Rトリガーと同じ入力が割り当てられているとのこと。また、このプロトタイプには搭載されなかったが、製品版ではセレクトボタンやHOMEボタンも追加されるという。

十字キーもオリジナル版とは異なり、セガサターンコントロールパッドと同じ丸型のものが搭載。アナログスティックはトップが窪んでおり、現在一般的なパーツが使用されている。また有線コントローラーでは、オリジナル版とは逆に本体奥側からケーブルが出るかたちとなっている点も注目だ。

これらのコントローラーは、PCやNintendo Switchなどに加え、ドリームキャストでも使用できる予定。そして、ドリームキャストで使用する際にはビジュアルメモリが利用できるように、有線コントローラーには拡張ソケットが1つ搭載されている。オリジナル版は2つ搭載されていたが、電源供給に問題があるため1つだけにしたそうだ。なお振動機能はコントローラーに内蔵される。

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