通州事件(つうしゅうじけん)とは、日中戦争が開始したばかりの1937年(昭和12年)7月29日に中国の通州(現:北京市通州区)において、本来は日本の傀儡政権である冀東防共自治政府[9]麾下の保安隊(中国人部隊)らが反乱を起こし、日本軍の通州守備隊・通州特務機関及び日本人居留民(うち約半数は大日本帝国籍の朝鮮人)を襲撃・殺害した事件[10][11]。通州守備隊は包囲下に置かれ、通州特務機関や外務省警察通州分署は壊滅、200人近いかそれを超える虐殺が中国人部隊により行われ、当時の日本のマスコミにおいて残虐に殺害されたと喧伝された[10]。通州虐殺事件とも呼ばれる[12][11]。