米国ハワイ日本経済事務局長・政治学博士
ジョージ・S・カナヘレ

日本占領軍がインドネシア民族主義のために行った、種々の仕事の中で、最も重要なものの一つは、正規軍及び准軍事組織を創設して、それに訓練を与えたことである。
(中略)
インドネシア人が軍事訓練を受けたことの意義は極めて重要なものであった。これが後のインドネシア革命軍の大部分の将校と何千の兵士となり復帰してきたオランダ勢力と独立戦争を戦う際の基盤となった。
日本によって与えられた、このような機会がなかったならば、戦後のインドネシア民族革命の経過は違ったものになっていたであろう。