https://www.sankei.com/article/20230920-UGTUZJIRC5P2PE3I5MSTKOQDOA/
36人が死亡し、32人が重軽傷を負った令和元年7月の京都アニメーション放火殺人事件で、殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)の第8回公判は20日午後も、遺族らによる被告人質問が続いた。青葉被告は被害者側の追及に対し、「京アニがしてきたことは全部不問になるのか」と反論する場面もあった。

この日は、被害者参加制度を利用して、遺族と被害者の代理人弁護士計8人が直接質問。その中で、ある代理人弁護士に「被害者のことは考えなかったのか」と問われると、青葉被告は「逆に聞くが、京アニが(自身の)作品をパクったときには何か考えたのか」と語気を強めて質問を返し、裁判官から注意を受けた。