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江戸から明治になって、和装から洋装に切り替わるようになった
その際、はきものも洋服に合わせて靴になったが、畳文化は残り続けたので、着脱の利便性をどうするかという課題が浮上した

江戸時代は長時間移動する旅人は編み込みなどで着脱に時間がかかるが足に快適なわらじ、ちょっと出かけるだけなら脱ぎ履きしやすいゲタみたいに履物を使い分けていた
しかし洋服に合わせる靴は、たとえば坂本龍馬が履いていたようなブーツの場合、着脱にとても時間がかかり普段使いには不向きだった
https://pbs.twimg.com/media/EwaKqieVIAAZRoF?format=jpg&name=large
そこで女性の場合推奨されたのがパンプスだった
パンプスはカポっと足にハメて履くだけ、脱ぐのも簡単だったので、玄関で靴を脱いで畳に上がる場面が多くある日本でマナーとして推奨された
しかしながら本来は長時間着用に不向きな靴で、西洋ではフォーマルな場面でフカフカ絨毯の館で開催するパーティの時に履くようなもの。外履きとして長時間常用することは想定されていないんだ