まず私たちは「日本語」を話している
つまり標準語だ。これは近代になって創作された概念で大昔は方言しかなかった。方言しかない時代に意思の疎通は困難だった
https://www.youtube.com/watch?v=cAfKLX3blW0
たとえばこれは薩摩弁だが、普通さっぱりわからずアジアの外国語にしか聞こえない。薩摩弁は「頴娃語」と呼ばれるくらいだ
だが、これでさえ、全国テレビ放送などが当たり前の環境で育った現代の青年が話しているもので昔より相当マイルドになっている
江戸時代であれば、この薩摩弁よりはるかに難解な方言会話が、全国各地で当たり前で、日本人の言語分断はすさまじかった

では標準語のベースは何かというと、それは江戸の上級武士が話していた「山手言葉」だと言われている
明治政府が東京に設置されたので、東京のエリートの話す言葉がそのまま標準語になったというわけだ

つまり日本語とは「関東語」なのである