大阪府立の救命救急センターに勤めていた50歳の男性医師が、暴行の疑いで4日に書類送検されました。その手段とされるのが、“人工呼吸器”です。

男性医師(50)
「呼吸器をいったん止めたことに関して、あの状況の中で、ある程度はやむを得ないかなと」

警察によると、医師は2021年に、新型コロナで東大阪市の大阪府立中河内救命救急センターに入院していた男性患者(当時69)の人工呼吸器を、約2分間停止させた疑いがもたれています。

被害に遭った男性は、口から入れていた人工呼吸器をのどを切開して通す方法に変更することを、医師から提案されたといいます。

男性が拒否すると、医師は…

被害にあった木野正人さん
「『今突っ込んでる人工呼吸器、一回止めてみましょうか? どれだけ苦しいか、止めてみましょうか』と言うから、私は『止めてみろ』と(筆談で)言ったんです。それで(医師は)実際止めたんですね」

男性は、一時的に呼吸の状態が悪化。その後、回復しましたが、警察に被害届を出しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/77d9960443956d6c73a96c0ba05db4a160acc4d1