米アップルの新型iPhoneが12日(日本時間13日)に発表される。充電ケーブルの接続端子が「USBタイプC」になることは、ほぼ間違いない。

iPhoneは現在、独自の接続端子「ライトニング」を使っている。

欧州連合(EU)は、消費者の費用負担と廃棄物を減らすためとして、携帯電話メーカーに2024年12月までに充電用の接続端子を共通化するよう、法律で義務付けている。

最新のiPadなど、アップルのほとんどの新製品はすでにUSBタイプCを採用している。だが同社は、EUのルールに反対していた。

ルールが発表された2021年9月には、アップルの担当者はBBCニュースに、「1種類のコネクターだけを義務付ける厳格な規制は、技術革新を促進するどころか阻害することになる。そして、欧州や世界中の消費者に悪影響を及ぼすことになる」と述べた。

接続端子をライトニングからUSBタイプCに変換するアダプターは、アマゾンなどの電子機器関連企業がすでに販売している。iPhoneは2017年発売のiPhone 8以降であれば、すべてワイヤレス充電に対応している。