「お弁当食べよっか。君の分も作ってきたんだよ」

 屋上、二人きりで食べる昼食。

「君の分はぜ~んぶ私が口移しで食べさせてあげる……♡」

 ギャルはまず卵焼きを口に含み、十数秒咀嚼する。それから僕の顔を引き寄せると、ためらいもなく唇を重ねた。
 強引に割って入ってくる舌に絡め取られると口元が緩み、無理やりに咀嚼された卵焼きと唾液の混ざったグズグズのものが俺の口に流し込まれた。
 すべてが僕の口に渡ったあとも、ギャルのディープキスは続く。丹念に口内を舐めまわされ、内頬までも舐られ、唾液をたっぷり口移しされる。

「おいひい?」
「うん……おいしい」
「よかった♪ 飲み物は私のツバでいいよね?」
「うん……」
「おっけ~。それじゃ、たっぷり注いであげるからね……♡」

 飲食はすべて、ギャルの口を介さないと行えない。それでもよかった。なぜなら彼女の匂いと味、そして舌の感触を頻繁に味わわせてもらえるのだから。
彼女の柔らかな唇の感触を感じながら僕はそれを飲み込んでいく……。

「おいしい?」
「……うん……」
「えへへっ、よかったぁ」


エロい?