逮捕されたのは、中学受験塾大手「四谷大塚」の元社員で、講師を務めていた森崇翔容疑者(24)。教え子の女子生徒の下半身を盗撮、その画像や個人情報をSNSのグループチャットに投稿していた疑いもあり、警視庁が詳しい経緯を調べている。

四谷大塚の都内西部にある教室に勤務していた森容疑者は「キッド」というハンドルネームを駆使して、ロリコン趣味の“同志”をインターネット上の掲示板から複数のSNSに誘導。塾生である女子生徒の下半身をローアングルで盗撮した動画などを連日投稿しては「どの子が一番かわいいか投票してください」「1人だけ誘拐できるならどの子を誘拐してエッチしたいですか」などと呼びかけていた。

また、動画では女子生徒に「お仕置き」と称して、「お仕置きの内容は、はだかでおしりぺんぺんです」といった卑猥な言葉を言わせたり、でんぐり返し姿を撮影したり、太ももや足を触る様子も残されている。

さらに複数の女子生徒の氏名や自宅住所、通っている小学校や保護者の携帯電話番号などをSNSにさらして「家の近くで待ち伏せしたら、本物の○○ちゃんに会えるかもです」「退塾したら強姦するなり誘拐なりご自由にお使いください笑」などといった内容の文面を仲間たちに送っていた。

「キッド」の教育者としてあるまじき常軌を逸した行為と、こうした“煽り”を受けたロリコンたちが「輪姦しましょうw」「いや、マジで輪姦したいですよ」などとSNSで“盛り上がる”ことに危機感を覚えた参加者の1人が今月上旬、集英社オンラインに情報提供。取材班は証拠集めや足取りの追跡、被害児童の保護者への情報提供などを進めた末、9日夜に森容疑者を直撃して一部始終を認めるのを確認、四谷大塚側にも事実を説明して謝罪するよう促した(#1、#2、#3を参照)。
https://shueisha.online/newstopics/155720?page=1