7月13日の大分県議会本会議で、東九州新幹線について大分県が「日豊本線ルート」と「久大本線ルート」の両方で費用対効果などを調査していると判明した。

東九州新幹線は1973(昭和48)年、運輸大臣(現・国土交通大臣)によって「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」に加えられた。そこでは「起点 : 福岡市」「終点 : 鹿児島市」「主要な経由地 : 大分市、宮崎市」と規定されている。当時はこれで「日豊本線ルート」だと誰もが思った。ただし、福岡市と大分市の間はどこを通っても良いと解釈することもできる。「久大本線ルート」は基本計画の隙を突いたような提案といえる。

ちなみに、後述の県議会では「博多駅直結、福岡空港経由」の提案が行われた。九州新幹線の接続点を博多に近づけるほど、時間短縮効果は高くなる。
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