>>15
バカだと思われるからVIPだけにしとけよ


2020年から2021年へと年平均値で見れば、ポンド/ドルは11%のポンド高、ユーロ/ドルは7%のユーロ高となっている。この結果がそのまま、ドル換算で見た1人当たりGDPの「下駄」となり、見かけ上の経済規模が拡大しているのだ。日本はこの真逆であり、為替レートで円安が進んだことが、「見かけ上の経済規模(≒賃金水準)」低下の最大の理由だろう。

 実を言えば、日本はたった10年前の2012年、一人当たりGDPは世界13位であり、これはアメリカの95%程度で、ドイツよりも12%ほど高かった。日本より数字が上の12カ国はアメリカを除くといずれも「都道県」並みの小国ばかりで、大国同士の比較であれば、日本は実質2位だったのだ。それがここ10年で急低下した最大の理由は「為替レートの変化」に他ならない。