島根県出雲市大社町の「稲佐の浜」で16日午後、海水浴中に流された子ども2人を助けようとした父親(45)が海に浮いているのが見つかり、死亡が確認された。子ども2人は父親の体につかまって無事だった。

出雲警察署によると、父親は16日、出雲市大社町の「稲佐の浜」に家族で海水浴に訪れていたが、午後4時15分ごろ、沖に流された小学生の娘と息子を助けに向かい姿が見えなくなった。

妻がまわりに救助を求め、近くにいた男性2人が沖合い35メートル付近で浮いている3人を発見したが、父親は搬送先の病院で死亡が確認された。

子ども2人は父親の体につかまっていて、命に別条はない。

出雲署がくわしい原因を調べている。