自閉症、ADHD、発達障害の子どもにも、鉄・亜鉛欠乏が見られることがあります

当クリニックでは、発達障害のお子さんをよく診ています。軽い症状から重い症状まで、生後0歳から17歳、あるいは大人のADHDの方まで、たくさんいらっしゃいます。
これらの子どもたち、大人の方たちは、ほぼ100%、鉄と亜鉛が不足、もしくは欠乏しています。発達障害があると、より不足・欠乏しやすいことが研究でわかっているので、注意が必要です。
全員ではありませんが、自閉症の子どもで癇癪(かんしゃく)がひどい場合も、鉄と亜鉛を処方で補充していくと、数ヵ月後には癇癪の回数がめっきり減るケースが多く見られます。
また発達障害ではないお子さんが、「何となくむかつく」といつも言っていたので、鉄と亜鉛を処方したところ、おだやかな性格に戻りました。