なんで糖質制限すると脈拍上がるの?
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エネルギー代謝は、通常はブドウ糖と遊離脂肪酸がミトコンドリア内のTCA(クエン酸)回路に取り込まれ、ATP産生を行っています。過剰な血糖値の増加は、糖毒性(lipotoxicity)を示し、膵臓からのインスリン分泌にてコントロールされています。
同様に過剰な遊離脂肪酸は、脂肪毒性(glucotoxicity)を示します。内臓脂肪、皮下脂肪の脂肪細胞内に中性脂肪として蓄積され、必要に応じて細胞膜内にあるHSL(ホルモン感受性リパーゼ)によりグリセロールと遊離脂肪酸に分解され、遊離脂肪酸を血液中に放出させる。
ホルモン感受性リパーゼは、アドレナリンにより活性化し、インスリンは活性を抑制する。運動時には脂肪細胞から産生された遊離脂肪酸が適時、エネルギーとして供給されます
極端な糖質制限を行うと、エネルギー代謝は遊離脂肪酸のみとなり、常に血液中には過剰な遊離脂肪酸が存在することになります。
心臓は遊離脂肪酸にて心筋の興奮性が亢進し、不整脈を誘発する。場合によっては心室細動による心臓突然死の原因となります。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています