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2023/06/20(火) 22:27:52.438ID:hQJ+NnlRa「40代前半までは焦る気持ちがありましたが、いまは、自分は結婚に縁がない運命なのだとあきらめています。両親は亡くなりましたし、私のことを心配する人はもう誰もいません」
そう語るのは、都内の中堅企業勤務のある男性。理系の大学で学んでいる間も、就職してからも、周囲は男性ばかりだったという。勉強や仕事に追われているうち、気づけば50歳になっていた。独身生活は自由で気楽だが、両親はすでに亡く、きょうだいとも疎遠であることから、老後の心細さはあるという。
しかしその一方で、気になる統計もある。厚生労働省『人口動態調査』(2021年)によると、男性の寿命の中央値は82歳。配偶者ありは同じく82歳だが、配偶者なしの未婚者は67歳だ。つまり「単身者の半数は67歳を前に死んでしまう」という恐るべき現実がある。
未婚男性の主な死因として最も多いのが「悪性新生物」で23.1%。有配偶者の男性の死因トップも「悪性新生物」だが、未婚男性よりも10ポイント以上高い。これは有配偶者のほうが寿命が長いことが理由だと想定できる。「悪性新生物」は高齢になるほど罹患率が上昇し、必然的に「悪性新生物」で亡くなる人が増加することになる。一方、未婚男性の死因で有配偶者よりも多いのが「自殺」。未婚男性の死因の6.8%を占め、有配偶者よりも5ポイント以上も高くなっている。この数字を見ると、いろいろとつらく厳しい背景があるのではと、考えさせられる。
しかしながら、未婚男性の寿命の中央値は67歳でも、未婚者の半数は67歳を超えて生きていくことになるわけで、老後対策なしの、丸腰での突入はやはり危険。未婚者でも、用意周到な老後の備えが必要だ――無駄になる可能性が、既婚男性よりグッと高くても…。