「シアラーはボンズ、ケインはルースと比較できる」

4月8日に開催されたプレミアリーグ第30節で、トッテナムは三笘薫が所属するブライトンとホームで対戦し、2―1で接戦をモノにした。

この一戦で韓国代表FWソン・フンミンは、スコアレスで迎えた10分にペナルティエリア手前から、芸術的なミドルシュートを叩き込み、プレミアリーグ通算100ゴールを達成。アジア人初の偉業を成し遂げた。

これを受け、韓国メディア『ManiaReport』は、「ソン・フンミンの100ゴールはどれほど偉大なのか? MLBの473本塁打と比較できる」と題した記事を掲載。独自の視点で自国の英雄の記録を掘り下げている。

「大記録だ。しかし、サッカーファンはいったいイングリッシュ・プレミアリーグ(EPL)100ゴールがどのような偉業なのか実感が湧かない。単純な比較ではあるが、アメリカのプロ野球リーグ(MLB)の数字を思い浮かべれば、どの程度か理解できる。

MLBで最も本塁打を放っているのはバリー・ボーンズで762本だ。34位はカルロス・デガルドで473本のアーチを描いた。EPL最多得点者はアラン・シアラーで260ゴールだ。100ゴールのソン・ソンミンは34位だ。したがって、彼はMLB通算473発と比較できる。ソンの100ゴールがどれほどすごいものか分かる」

同メディアはさらに名立たるレジェンドの名前を挙げ、「シアラーは762本塁打と匹敵。2位のウェイン・ルーニー(208ゴール)はMLB2位のハンク・アーロン(755本)、3位のハリー・ケイン(206ゴール)はベーブ・ルース(714本塁打)と比較できる」と説明。そして最後に、また別の換算方法を引っ張り出し、こう綴っている。

「ソン・フンミンが昨季に記録した23ゴールは46本塁打と考えればいい。これも単純な比較ではあるが、EPLでの1ゴールがMLBで2本塁打として計算できるという分析からだ。EPLでの1ゴールはまた、アメリカのプロバスケットボールリーグ(NBA)の13点に相当という分析もある。

ソン・ソンミンは今季7ゴールを決めており、14本塁打を放っていることになる。そうすると今季のEPL得点ランキング首位のアーリング・ハーランドの30ゴールは60本塁打という計算が出る。彼の得点力がいかにすごいかが分かる」

ちなみに日本が誇る二刀流、大谷翔平はMLB挑戦4年目の2021年に46発を放っており、この理屈でいけばプレミアでシーズン23ゴールを挙げた計算に。1年前にソン・フンミンが打ち立てた記録と並ぶ。ただ、この換算の仕方だと100ゴールは200本ということになるのだが……。

tps://news.yahoo.co.jp/articles/60706117e95d04acffc3ad08dc12003511960e36