冬季,シベリア高気圧に覆われていたタクラマカン砂漠やゴビ砂漠では, 春に発生する 低気圧によって,砂漠の粒子が上空に巻き上げられ る。
これが偏西風にのって, 東へ移動してきたもの うさ を黄砂という。
近年, 黄砂による被害が拡大しており、 自然現象によるものだけでなく, 過耕作 などの人為的要因による砂漠化の広がりも関係して いると考えられている。
黄砂には、酸性雨の原因となる大気汚染物質が付着している場合もあり、降下する地域にさまざまな影響を及ぼしている。