栃木県警真岡署は24日、真岡市砂ケ原の旧二宮町立長沼北小学校の校庭にあった二宮金次郎(尊徳)像1体(時価41万円相当)が盗まれたと発表した。同署は金属を狙った窃盗事件とみて捜査している。

 同署によると、盗まれた像はブロンズ製で、高さ約1メートル、重さ約41キロ。旧長沼北小の校舎は現在、福祉施設として利用されている。最後に施設職員が確認した22日午後6時半ごろから24日午前8時半ごろまでの間に盗まれたとみられる。

 真岡市は、二宮尊徳が1823年、小田原藩から移り住み、農村復興事業「報徳仕法」によって荒廃した村を復興させたゆかりの地。旧二宮町の町名の由来にもなっており、市内の多くの小・中学校などに二宮金次郎像が設けられている。

 同市では2021年11月にも、廃校になった小学校を活用した施設で二宮金次郎像が盗まれる事件が発生し、現在も像は見つかっていない。

https://news.livedoor.com/article/detail/23768710/