0001以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
2023/02/16(木) 07:25:47.094ID:6QBzI6UC0再会を喜ぶのもつかの間、ルルーシュは事情を説明しスザクの助力を願う。しかし、応援として駆け付けた兵士にスザクが撃たれ、更に殺されそうになったルルーシュを庇い、少女が撃たれ殺されてしまう。その瞬間、ルルーシュの頭をよぎったのは過去の記憶……かつて、ブリタニアの皇子として育てられていた、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの時の記憶だった。
母である皇妃が殺され、心身ともに傷を負ったナナリーと自分を弱いと切り捨てた王である父に恨みを募らせるルルーシュ。力があればと願った瞬間、死んだはずの少女が語りかけてきて――。 このアニメの1番の魅力といえば、主人公であるルルーシュです。 彼は少女から貰った「ギアス」という、一人につき一度だけ命令を下すことが出来る力を使い、自分達を切り捨てた父親とブリタニア帝国への復讐の為、そしてナナリーが幸せに生きることが出来る世界を作るために、「ゼロ」という架空の人物となり帝国へ反旗を翻します。
頭がよく、人あたりもいい為友人達に信頼を置かれていますが、目的の為に人を殺す、殺させる事を迷わず実行し、使えない人を切り捨てるという冷酷な面もあります。
そんな彼ですが、本当に冷たい人間というわけではありません。母の死と妹の怪我、そして信じていた皇帝である父の裏切りによって、その心に憎悪を抱える事になってしまったのです。
彼の内面が一番垣間見えるのが、親友であるスザクが関わった時です。ルルーシュは妹と共に日本へ送られ、当時首相であったスザクの父の元に身を寄せていました。その時スザクと出会い、親友となります。帝国との戦争が激化し、そのまま離れ離れになってしまいましたが、それでも再会したスザクを親友だと思っていました。
しかし帝国へ復讐を企てた際、ゼロとして仲間に誘うも断られてしまいます。スザクが敵となり、敵対してもルルーシュは何度か危機にさらされるスザクを救います。
優しさを捨てられず、自身の行いに後悔しながらもナナリーが幸せに生きる世界を作るために覇道を進んでいくルルーシュの姿は、とても格好良くて応援したくなってしまいます。
もちろん魅力はそれだけではなく、アニメで描かれる戦闘シーンもその一つです。
このアニメにはナイトメアと呼ばれるロボットが出てきます。ロボットアニメといえばガンダムの様に迫力のあるロボット同士の戦いが見所ですが、こちらはそれだけではありません。
それは戦略です。ルルーシュが敵の思考を読み、ナイトメアだけでなく地形や道具を使いながら劣勢な状況をどんどんと覆していく様は圧巻です。もちろんルルーシュだけではななく、そんな彼を追い詰める敵たちもかなり曲者ぞろいで、戦闘の度その手があったか! と手に汗を握ってしまいます。
妹の為に、様々な困難や後悔を乗り越え帝国と戦うルルーシュ。しかし、物語はただ彼の勝利では終わりません。最後の最後に大どんでん返しが待っています。その結末は、涙なしでは語れません。
またこのアニメは2008年の放送終了から10年後、2018年に全50話にもわたる内容を再構成した劇場版三部作が作成され、翌年には「復活のルルーシュ」という公式の続編劇場版映画も公開されました。10年も経って再び続編が作られるのはかなり稀な事だと思います。
ルルーシュの復讐は果たされるのか。彼の願った、妹が幸せに暮らせる世界は作られるのかなど、少しでも気になった方は是非一度見てみてはいかがでしょうか?