夏目漱石でおすすめの小説は?
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いたるところで夏目漱石はいいぞーって言う人ばかりだから気になって 興味ないけど読んどかなきゃって思うなら「こころ」読んどけ こころは失敗作だからやめとけ
だいたい漱石はそんなに大した作家じゃない こころも傑作だと思うわ
読後に想像の余地を残す手法とか今見ても凄い 夢十夜の仏師が木で仏像を作る話はとても印象に残ってる
国語の教科書に載ってたやつを読んだだけだけどね こころは完結後に連載するはずだった志賀直哉がドタキャンしたから穴埋めするために遺書が破綻レベルで長くなった 夢十夜のお百度参りとかブタに舐められるやつとかだいたい面白い 読むに堪えるのはせいぜい三四郎くらいまで
本当に面白いのは猫と坊ちゃんくらい 漱石は色んな実験してて面白いな
新しい小説を書こうと試行錯誤してるから各作品で作風が違って各々工夫が見える こんなところにまで来て俺は山月記を読めという
文学を志すものならなおのこと お前ら本あんまり読んでねえんだな
普通に明暗だろ
こころ選ぶやつは終わってる こころ、山月記、羅生門あたりは国語教科書に載ったおかげで知名度が維持されてる
どれも小中学生でも難しげな話をしたつもりになれる
こころの場合は「友情か愛か」で議論できる 山月記は某所で二次創作でネタにされまくってて最早まともに読めないw 詩人としての才能があるっていう自尊心のために一生を賭して努力することを怠った
またその自信のために周りの詩人を才能なき俗物と見なして仲間をもって切磋琢磨するようなこともしなかった
結果詩人になりそびれ家族を養うことさえできなくなった
気づいてみれば自分の身は虎になり果てている
そんな身に落ちつつも未だに詩への未練を残して家族のことなど二の次である
そう考えれば虎になってみたのも不思議ではないかもしれない
そういう才能への自負と努力をしてこなかった自分の自省みたいな話
誰でもそういうところに思い当たる節があると思うから今後の人生のための助けとなるだろうから推してる
これは詩人に限った話ではなくて、作家でも音楽でもスポーツと読み替えてもいいよ >>38
ふーん
じゃあ山月記読まなくてもその文章でよくね? 個人的には三四郎とかそれからみたいな中編のそこまでドロドロしてないやつが好きだな
それからは森田芳光の映画版もオススメよ
読んでないけどそれから→行人→門(だったかな)の順で三部作として読めるらしい こころ、明暗あたりはドロドロしてて昼ドラとか好きなら好き >>41
前期三部作は三四郎、それから、門
後期三部作は行人、彼岸過迄、こころじゃないかな
同じ登場人物はいないからテーマが繋がってるってことだろうけど >>43
すまんそうなんだな、確かそうだったわ
はるか昔の知識だから忘れてた
それからって確か三四郎の次の連載?か何かで続きみたいなもんだからタイトルを「それから」にしたってテレビで見たことある >>44
漱石は割とタイトルいい加減だからね
彼岸過迄も漱石のリアル時間(お彼岸の季節まで連載するつもり)の話だからストーリーに全く無関係だし ダイジェストで満足しても良いけど試合は過程があってこそ結果に意味が生まれるだろ
説得力が違うよ、そのために心血注いでんだから
あと単純に個人的に好きなとこあげれば、文章が短いのとリズム感があって覚えやすいし印象に残りやすいとこかな 三四郎を紅三四郎の原作だと勘違いしてて驚いたことがある んで結局おすすめは何?
このスレで印象に残ったのが山月記なんだけど 三四郎
ラノベみたいなノリで読めるくせに内容はちゃんと漱石っぽく近代的自我がどうこうとかいう感じで ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています