「カブトムシは夜行性」の常識覆す新説…昼間は強敵恐れコソコソしているだけ

 樹液に集まる昆虫の顔ぶれは、昼間はチョウやハチ、カナブンなどが主。一方、夜間はカブトムシのほか、クワガタムシやガに入れ替わる。
このことからカブトムシは夜行性と思われてきたが、小島講師はこの観察を通して疑問が湧いた。

 「カブトムシはオオスズメバチに夜行性を強いられているのではないのか」

 この仮説を裏付けるべく、今度はハチよけスプレーでオオスズメバチが近づけないようにすると、多くのカブトムシが正午まで樹液を吸うことが判明した。

 これらの結果から、小島講師はカブトムシは本来、それほど強い夜行性を示すわけではなく、
オオスズメバチからの攻撃を受けなければ昼間でも活動しうることを示していると分析。「夜行性は自己防衛のための選択肢の一つ」と話す。
https://news.infoseek.co.jp/article/20230117_yol_oyt1t50061/?tpgnr=poli-soci