大学生協の食堂の待ち時間が増えたと、ツイッターで多くの学生が嘆いている。きっかけはスマートフォン向けアプリ「大学生協アプリ(公式)」の導入だった。大学生協の組合員証として用いることができるアプリで、生協内で使える電子マネー機能を有する。しかし動作が遅いなどの理由から、複数の大学内の生協食堂で混雑が発生したようだ。

 アプリの開発を進めている大学生協事業連合は2023年1月16日、J-CASTニュースの取材に対し、厳しい意見も真摯に受け止め、引き続き対応・改善を進めていくと述べる。

■「食堂の待ち時間が今までの3倍以上になってる」

 大学生協事業連合は、大学生協の組合員証をICカードからアプリに移行を進めている。アプリ配信サービス「Google Play」と「App Store」から「大学生協アプリ(公式)」をリリースし、北海道、東北、東京、東海、関西北陸、九州の6つの地域にある大学生協事業連合に加入する大学生協(190会員)で利用できるようにした。バーコードをかざしてスマホ決済ができるようになり、残高もその場で確認することができる。

 神戸大学1年生のツイッターユーザー・mmfさんは、アプリの導入によって「食堂の待ち時間が今までの3倍以上になってる」と嘆いた。神戸大学では23年1月6日からアプリでの決済システムが導入された。