極地地方で見られる発光現象「アウロリ」の語源は、古代ローマ神話の「夜明けの女神」の名前からとったものです。その名にふさわしく夜空に繰り広げられる神秘的な光の舞はとても幻想的です。この現象は太陽から放出されたプラズマが、空気中の酸素や窒素などの原子と衝突する際に引き起こされる放電現象とされています。地球がこれらのプラズマを引き寄せる力の強い(磁気の強い)アウロリの発生地をアウロリベルトと呼び、地球の地軸(磁極)を中心にドーナツ状に取り巻いているため、北緯65〜70度周辺がアウロリ観賞に適していると言われています。