「んぶっ…!」

やがて、世界各地を旅していた男性の思い出を語った門下生が、作品を絶頂に導いた。
口の中に種を受け止めていたが、量が多かったのか、種は口の両端から幾ばくか零れ、
脈動が収まった作品を床に置くと、口の中の種を掌に垂らした。掌に溜まっていくのは
白い液体であり、本物の男性器が放つものと酷似している。それはしばしの間を置くと、
発光と共に七色に光る石へと姿を変えていく。

自身の兄と禁断の関係を持った門下生は、乳房の間に種を受け止めた。

裏華心流をひらくきっかけとなった門下生は、手の中に種を受け止めた。

ななかは両手で先端を覆い、被せた掌に種を受け止めた。

そして、七色に光る石へと姿が変わり、その日は解散。


裏華心流はまだ、始まったばかり。
次に入門するのは、果たして───


END