ななかが七色の光を放つ石を貰った日。
保管場所を見つける間の仮置き場として、ななかは稽古用の植木鉢の一つに石を安置。

しかし、その翌朝。石は植木鉢の中で形状を変化させていた。
石は縮こまった男性器らしき形を取り、天井に先端を向けて反り返っていた。
それを見た瞬間、驚きか嫌悪か、立ち眩みを覚えたが、ななかは衝動に駆り立てられる。

七色の男性器を育てたいと思うようになり、それを躊躇なく”ちんぽ”と呼称し始めた。
己のうちに生じた衝動任せに、時間の合間にちんぽを世話するようになり、気付いた時には、
ななかは秘密の流派として裏華心流をひらいていた。

七色の石をななかにプレゼントした彼女は、裏華心流の最初の門下生となった。
ななかは自身の作品をいくつか作り、まとまった数が揃ったある日、彼女を私室に案内。
二人きりの部屋の中で、作り上げた作品の数々を披露した。

本物ではないとはいえ、生けられたちんぽの数々を目にしたせいか、衝撃を受けたようだ。
石が形状を変化させる光景を目にしたななかのように、衝動に駆られ、裏華心流への入門を希望。
裏華心流第一の門下生となった彼女は、ななかも目を見張る成長ぶりを見せた。