俺(どうせ俺みたいな捻くれ者なんて社会で爪弾きにされちゃうし…寿命を代償に好きなことして死ぬか…)

俺「……ッ!はぁ…何で悪魔召喚には血がいるんだ?…紙に幾何学模様を書くのも謎だ…」ヌリヌリ

俺(えーっと)
「血の盟約で結ばれた定めを受け入れよ…」
ボォン!

悪魔「こんにちは、本日はどのようなご要件で?」

俺「あっ…いつもお世話になっております…えっーと、今日は寿命ショッピングを利用したいんですけどもぉ…」

悪魔「左様ですか、ちなみにご予算の方確認してもよろしいですか?」

俺「あっ…えっーと。。その前に僕の寿命ってあと何年ですか?すみません忘れちゃってて…」

悪魔「えっーと、今が15歳ですから。。あと60年ですね」

俺「あっ…そうだったそうだった。あっ…予算は58年ですね!」

悪魔「なるほど、では何をお求めで?」

俺「(あれ?そういや何も考えてなかった…)あっ…おすすめとかって聞いても…?」

悪魔「…考えてなかったんですか?珍しいお客様ですね。。うーん、『仮想世界渡航券』などが最近はホットですね、セット商品として『チート能力』や『合法ハーレム』なども人気です。まあ解りやすく言いますと、漫画や小説などの世界に入れます」

俺「魅力的ですね…ちなみにお値段は?」

悪魔「まあピンキリですね…魂が満たされている人ほど安価になります。お客様は…35年で購入可能かと」

俺「はぁ…そうですか…(一応候補に入れとくか…)ちなみに超能力とかって売ってます?」

悪魔「あぁ…申し訳御座いません。私達が干渉出来るのは精神までなのです。この世界の秩序を直接的に乱すことは出来ないのです」

俺「そうなんですか…(あっ、そうだ!)じゃあとりあえず僕の精神疾患を取り除いてくれませんか?」

悪魔「ん?あぁ、お安い御用ですよ。病名を聞かせてください」

俺「条件付きの人格分裂らしいんですけど…医者が言うには統合失調症です」