ポセイドンとは?「放射能津波」を起こすロシアの終末兵器

ロシアの終末兵器と噂される原子力核魚雷を搭載するとみられる原子力潜水艦「ベルゴロド」が北極圏から姿を消したという。

FOXニュースがイタリア紙の報道をもとに伝えたところによると、NATOは加盟国に対して、同艦が7月以来活動していた白海にある基地から移動したと報告した。当局者はこの中で、ロシアが原子核魚雷「ポセイドン」システムのテストを計画している可能性があると警告したという。

軍事専門家H I サットン氏は、ベルゴロドは主に2つの役割を担う可能性があると説明している。

1つは、深海で「特別任務」に従事する小型の原子力潜水艦を運ぶ母船としての機能で、NATOはこれら潜水艦が西側諸国を結ぶ海底インターネットケーブルに作用を及ぼすのではないかと警戒している。

2つ目は核攻撃および抑止としての役目で、このためにベルゴロドは、ポセイドン魚雷6発を搭載するという。ポセイドンは、大陸間を原子力で進む自律型原子力魚雷で、他国に類をみない新型兵器だという。

ポセイドンの全長は20メートルを超え、事実上、距離の制約なしに核攻撃を加えることが可能な巨大水中ドローンと考えられる。推進1,000メートルを速力約70ノットで進むことが可能とみられている。大陸間弾道ミサイルに比べると非常に遅く、攻撃目標は海上、またはニューヨークやロサンゼルスなどの沿岸に制限されるが、既存の兵器では止めることが不可能だという。

ロシアメディアは、ポセイドンは最大で100メガトン級の破壊力の核弾頭を積むことが可能だと説明。イギリス沿岸で爆発すると、最大500mの高さの巨大津波を起こし、ブリテン諸島を「放射能砂漠」に化すと述べるなど、威力を誇示している。

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