文具最大手のコクヨ(大阪市)は30日、保有する筆記具大手ぺんてる(東京)の株式45・6%を全て同業のプラス(同)に売却すると発表した。ぺんてるの株主でもあるプラスの保有比率は、現在の30・7%から76・3%に高まり、ぺんてるはプラスの子会社となる。2019年に始まった争奪戦は終結する。

コクヨは19年5月、ぺんてる株の4割弱を持つ投資ファンドを101億円で買収し、実質的に筆頭株主となった。ぺんてる側はこれに反発し、ぺんてるに友好的な第三者「ホワイトナイト(白馬の騎士)」としてプラスが争奪戦に加わった。


コクヨ、ぺんてるの全保有株をプラスに売却…
2019年に始まった争奪戦は終結
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220930-OYT1T50178/