鹿児島県が運営する新型コロナ感染者の宿泊療養施設で、県医師会の男性職員が看護師の女性と不適切な行為をしたとして、
県医師会は27日会見を開き、池田琢哉会長らが不適切な行為について謝罪しました。

懲戒処分を受けたのは、県からの委託を受けて新型コロナの宿泊療養施設で勤務していた県医師会の男性職員です。

県医師会によりますと男性職員は、2021年8月から9月にかけ、鹿児島市内にある宿泊療養施設で、同じ施設で働いていた看護師の女性と複数回不適切な行為をしたということです。

女性の勤務先から指摘を受けて発覚したもので、男性は9月1日付けで停職3カ月の懲戒処分を受けたということです。

鹿児島県医師会・池田琢哉会長
「県の新型コロナ対策についての県民の信頼を裏切る、あってはならない行為」

関係者によりますとこの事案を巡り、女性は「無理矢理で抵抗できなかった」という趣旨の話を、勤務先の上司にしていたということです。

一方、県医師会は、内部の職員や顧問弁護士らで構成する第三者調査委員会で、
2人への聞き取りやメールのやり取りなどを調査した結果「合意に基づいたもの」と判断していて、見解は食い違っています。

県医師会は、宿泊療養施設を運営する県にも27日、報告と謝罪をしたということです。

塩田知事は「県民の信頼を著しく裏切るもので極めて遺憾」とした上で、「県医師会の調査の進め方などを勘案し、県としてしかるべき対応をとる」とコメントしています。

他ソース
https://www.kyt-tv.com/nnn/sp/news104sunhor5jb55wt3qx.html

県医師会によると、男性職員は去年8月下旬から9月末にかけ、鹿児島市内にある複数の新型コロナウイルス感染者の宿泊療養施設で、
女性看護師1人と性行為など不適切な行為を行っていた。

男性職員は、宿泊療養施設を巡回し運営マニュアルを改定する仕事を任されていて、医療機関から派遣されていた女性看護師と一緒に作業を行う中で不適切な行為に及んでいたという。

この問題を巡っては今年1月、女性看護師が勤務する医療機関の理事長から県医師会側に申し出があり発覚。
女性側は、行為は「無理やりだった」と主張している。

これを受け医師会は調査委員会を立ち上げて調査を進めていたが、証拠として提出されたLINEのやりとりのほか通話時間の長さや回数などから、
今年7月の最終委員会で「合意があったことが認められる」と結論付けた。